背骨って?

身体を支えている大事な骨なのは何となく知っているけど、いったいどんな形をしていて、どんな仕組みになっているのか?実はあまり知らなかったりしませんか?
今回はそんな背骨について説明します。

背骨って何個?
背骨というと、一本の骨のようなイメージがありますが、実はそうではありません。背骨とは首の骨(頸椎)、胸の骨(胸椎)腰の骨(腰椎)などの集まりのこと。医学用語では脊柱と呼ばれています。そして、その数はおよそ30個。頸椎7個+胸椎12個+腰椎5個、さらに仙骨と尾骨から構成されています。

とっても大事なs字カーブ
この背骨、ただ真っ直ぐに積み上げられている訳ではありません。横から見ると、頸椎はわずかに前方に湾曲し、胸椎は後方に、そして再び腰椎が前方に湾曲しています。そう、これがとっても大事なs字カーブ。このカーブのおかげでヒトは重たい頭を支えつつ、2本足で歩くことができるのです。

運動不足は歪みの原因?
ヒトが効率よく身体を動かすために必要なこのs字カーブ。だけど、それは運動することを前提につくられている構造。つまり、じっとしているには適してないということ。座ってデスクワークばかりでは、身体に一定の負荷がかかり筋肉に疲労が溜まってしまいます。筋肉が疲れれば正しい姿勢をとるのも困難になり、背骨のs字カーブもだんだんと崩れていってしまいます。
長時間同じ姿勢をとるときは、ときどき伸びたり身体を動かしてあげたり、背骨にも息抜きさせてあげてください。

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